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母親に対する12年監禁、警察が男性の家の内部とらえた写真公開 ミネソタ州(1/2)

2025-04-02

著者: 健二

ミネソタ州ウォーターバリーにある住宅で、12年間監禁されていた男性(32)が家から放火し脱出した事件が発生しました。この際、地元警察はその後、放火の夜に撮影された住宅の画像やボディカメラの映像を新たに公開しました。

ウォーターバリー警察によると、男性は今年2月、住宅から脱出するため、プリンター用紙と手指消毒液を使って火災を引き起こしました。男性は母親に対して12年間監禁されており、吃音の状態に追い込まれていたと伝えられています。

この男性は、逃げる際の状況を報告し、消防隊員が出動したのは2月11日でした。状況を報告した際、男性は依然家の中にいて何か危険にさらされている状態でした。

母親は緊急通報のオペレーターに対して、「彼は意識を失ったような状態で、今も動いている」と述べました。

地元の警察が公開したボディカメラの映像では、放火の現場に急行した消防車や救急車が見え、現場が混乱している様子が映し出されています。警察によると、男性はどうやらまだ家の中にいた様子で、彼が放火する理由については、家庭の状況が非常に悪化していたことが関係していると見られています。

消防隊員は到着後すぐに消火作業を開始し、煙の中から男性を救出しました。男の身の安全が確認され、救急車によって病院に搬送されましたが、精神的なダメージの影響で心身ともに不調を訴えていると救急医療スタッフは述べています。

この事件は家庭内での虐待や閉じ込めの問題が議論を呼ぶきっかけとなっており、地域社会でも大きな衝撃を与えています。多くの人々がこのような状況に対処するためには、さらなるサポート体制が必要であると訴えています。アメリカ国内での家庭内暴力や虐待のケースは後を絶たないため、社会全体での問題解決が求められています。

家族や周囲の人々は、この男性のように苦しんでいるかもしれない他の人を見守り、助け合うことが大切です。