
世界
NATO、GDP比「2%」達成は23カ国、米国は5%要求
2025-03-30
著者: 花
2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が国防費を増やしている。2024年の推計値によると、加盟国の中でGDP比「2%以上」の目標を上回る国は23カ国になる見込みで、これは侵攻前の21カ国から大きく増加したことを示している。
国防費の増加は、ウクライナ戦争の影響を受けた国々がより強固な軍事力を求めるようになったためと考えられています。特にエストニアやリトアニア、ギリシャがここ数年間で支出を大幅に増やしており、これらの国々はGDPの4%を超える形で国防費を設定しています。さらに北欧諸国やバルカン諸国も似たように予算を引き上げており、このトレンドは今後も続くと予想されています。
米国はNATO加盟国に対して、GDP比5%を要求しており、これが実現すれば、国際的な安全保障の枠組みが今以上に強化される可能性があります。報道によれば、ロシアとの緊張関係が続く中で、NATO各国は新たな安全保障戦略を模索しているとのことです。国防費の増加が続く背景には、これらの地政学的要因が大きく影響しているとされています。