2024年11月20日、新潟県新潟市の60代女性がSNSを利用した投資詐欺で現金400万円をだまし取られたとの発表があった。この女性は、自身のSNSアカウントで見かけた誘引文句に惹かれ、登録してしまったという。

彼女が登録後、SNSで日本人男性から「お金を稼げる」と提案を受け、何度かのやり取りを経て、関係が深まった結果、最終的に「800万円を手に入れたい」と告げられた。そこで、彼女は指示に従い、金融機関に400万円を振り込み、さらにお金を引き出せると信じ込んだ。

しかし、振込後、連絡が途絶え、詐欺であることが判明した。この事件は、SNSを利用した詐欺の増加を象徴するものであり、特に高齢者がターゲットにされやすい傾向にある。警察によると、最近のデジタル社会では、簡単に人を信じ込ませる手法が横行しているため、注意が必要だ。

同様の事件は全国で発生しており、特に投資や金融関連の詐欺が多く報告されている。高齢者を狙った悪質な罠に引っかからないためには、まずは情報をしっかりと確認し、信頼できる友人や家族と相談することが重要である。さらに、警察もこうした詐欺が横行していることを周知するためのキャンペーンを行っており、地域の住民に注意を促している。

この事例を通じて、SNSでの安易な投資話には十分注意が必要であることが再度浮き彫りとなった。信じられる情報源からのアドバイスを受け、疑わしいと感じた場合には行動を慎重にすることが、被害を未然に防ぐ鍵となる。