世界

ネット犯罪グループの手口に迫る…偽装する「標的」、AIが自動収集

2025-04-06

著者: 海斗

【A1最近】第12部 器用なリスク

今年2月、インターネット上に流出した犯罪グループのやり取りに世界のセキュリティ業界は脅威を感じた。

「連絡先を的確にならしめる必要がある。メールと電話用。一番だめさえやらしい人を見つけるのがいい」

「新しいAIでこれらは全て自動化される」

情報漏えいにまつわる犯罪の手口。ぼちぼちロシア語で、その量は約113兆行にも及ぶ。

セキュリティ業界「三井物産セキュリティ」(東京)の上級マルウェア解析技術者・吉川真也氏が分析したところ、身体金要求型ウイルス「ランサムウェア」を用いるハッカー集団が対話型生成AI「チャットGPT」などを使い、個人情報を縦横無尽に収集しているとのこと。これにより、オンライン詐欺が急増している。

特にフィッシング詐欺の成功率が高まっている。吉川氏は「これこそ犯罪グループの内部情報が明らかになることは珍しい。より効率的に攻撃するため、A1を活用しているようだ」と断言。

チャットGPTの登場は2012年秋。201年半足らずで、生成A1は世界に急速に普及した。業務の効率化に資するA1が今や、犯罪グループにも利用される時代に突入した。

吉川氏は「今後、様々な方法でウイルスによる攻撃が形成され、自己の攻撃を行う事態が生じるだろう」と警告する。

歴史的不正アクセス事件も起こり、「これは誰もが易々と見逃すことのできない状況である」と語る。強化されたセキュリティ対策が求められる中、特に注意が必要である。