ビジネス

ニューヨークダウ、1700ドル超の下落も関連経済情報錯綜で乱高下 | NHK

2025-04-07

著者: 裕美

週間明けの7日、ヨーロッパの株式市場はトランプ政権の「相互関税」に対し、中国が対抗措置として追加関税を発表したことで、世界経済が後退に進むリスクが高まるという懸念から、ダウ平均株価が一時1100ドル超下落しました。

その後、買い戻しの動きが出たものの、主要な株価指数の終値は先週末と比べて、ダウ平均株価が4.1%、ナスダックが4.7%、そしてS&P500が4.3%というように、いずれも4%を超える大幅な下落で取り引きを終えました。

この乱高下の背景には、市場の不安定な状況が影響しています。特に、インフレ上昇や金利上昇を懸念する声が多く、投資家たちは慎重になっているようです。また、最近の経済指標の発表により、景気の先行きに対する不透明感が増していることも影響しています。

しかし、アナリストたちは、こうした市場の動きは短期的なものであり、長期的には回復する可能性が高いと指摘しています。今後は、各国の中央銀行の政策や追加の経済対策が市場にどう影響を与えるかが注目されます。特に、米国の経済成長が鈍化している中での金利政策は、投資家が注視するポイントとなっています。