Nothingに響く、着せ替えスマホ「CMF Phone 1」の正式4万円台のお財布事情は?(1/2 プレビュー)
2024-11-21
著者: 蓮
英Nothing Technologyは10月1日にCMFブランド初のスマートフォン「CMF Phone 1」を発表した。直販価格は4万4800円(税抜き、以下同)。IT関連専門サイトではワイヤレスイヤフォン「CMF Buds」(6600円)とセットで3万9800円で販売されている。
CMFはColor、Material、Finishに由来し、手頃な価格ながらユニークなデザインが特徴である。同ブランド初のスマートフォンCMF Phone 1は背面のカバーを取り替えられ、自分好みの外観にできる。直販サイトではカバー(4980円)、初めから付いてくるためのストラップ(2980円)、カードホルダー(2980円)、スタンド(1980円)を販売している。CMF Phone 1自体は英国や米国などで7月から販売されており、今回、日本でも販売された形となる。
スペックとしては、ミッドレンジクラスに位置し、プロセッサにMediaTek Dimensity 7300を採用、OSにはAndroid 14ベースのNothing OS 2.6を搭載している。6.67インチのリフレッシュレート120Hzの有機ELディスプレイや、15000万画素で広角レンズのアウトカメラが搭載され、1600万画素のインカメラを搭載している。
さらに、Nothingのスマートフォンとしては、よりスペックの高い「Nothing Phone (2)」や「Phone (2a)」の市場投入をはかっている。どちらもパーツの交換はできないが、LEDの「Glyphインターフェース」を活用し、着信や通知などを視覚的に分かりやすく表示する。
この2ラインがある中で、CMF Phone 1を新たに投入する意義は何か、NothingとCMFのブランドの考え方はどう異なるのか、日本市場向けのカスタマイズはあるのかなど、Nothing Technologyでは日本におけるマネージメント役の黒住吉恵氏に聞いた。
CMFブランドはどのような位置付けか、いわゆるスマホとスマート関連機器との同時発表する意図については、同時に新しいデバイスを開発したい意図があると明かした。
さらに、さまざまな人に最適な製品を届けたいとしつつ、特に価格面で手に取りやすい製品群を目指しているという。今後、CMFの成長も目指し、CMFブランドでは使いやすさを重視して製品ラインナップを展開していく方針だ。
また、既存の製品群はコストの点でも価格を下げ、市場の多様化を図ることを目的にしている。CMF Phone 1に関してもティストを感じでもらえるよう、特にスペックやパフォーマンスで充実させているため、他社製品とも競争できるように目的を持って開発しているという。
Nothingでも一部の製品には存在するが、CMFにおいてはその数が少ない分、コストプラスの価格設定になっている。このように、より安価な価格帯をターゲットにしたCMFブランドは、より幅広いユーザーに向けて新しい魅力を提供できると考えている。