テクノロジー

NTTドコモ、「保護」したメールが勝手に削除される不具合!12年間で約43万人に影響「復元は困難」

2025-04-17

著者: 海斗

NTTドコモが発表した深刻な不具合

2023年4月17日、NTTドコモが「ドコモメール」を通じて、重要なデータに関する問題を発表しました。ユーザーが「保護」設定をしていた一部のメールが規定に反して勝手に削除されてしまう不具合が発生したのです。この影響は、過去12年間で約43万人にも及ぶ可能性があります。

特定の条件での不具合発生

問題のメールは、7000通以上のデータを超える状態で、特に設定された条件下で削除されてしまったとのことです。この不具合は、2013年12月17日から2025年3月21日までの間で確認されており、累積的な影響を及ぼしていました。

修復の難しさとユーザーへの影響

削除されたメールの復元を試みたものの、その多くは送信元から消失しており、復元は不可能と判断されています。この不具合によって、法律関連のサービス「ドコモビジネス」に登録された3991社が影響を受け、さらに32000人以上が被害を受けたことが明らかになりました。

NTTドコモのコメントと今後の対応

NTTドコモは、「今回の事象を重く受け止め、再発防止に向けた施策強化を図っています。信頼の回復に向けて努力していく所存です」と語り、ユーザーへの信頼回復に全力を尽くすと述べています。安全なサービスの提供を確保するため、今後は一層の努力が求められています。

ユーザーへの警鐘と影響の広がり

この不具合はNTTドコモのユーザーにとって、データ管理の重要性を再認識させるものであり、今後ますます高度化するデジタル環境において、個々の利用者が注意を払うべきポイントを示しています。特に重要なデータは、バックアップを取るなどの対策を徹底する必要があります。