
「女性強盗」容疑者は配信に熱中か…「多い時は月に10万円の投資」「消費者金融で借金」などと供述(2025年3月14日掲載)| 日本テレNEWS NNN
2025-03-13
著者: 裕美
東京・新宿区の路上で、動画配信中の女性をナイフで刺し殺害したとして逮捕された男が、「多い時は月に10万円、投資をしていた」などと供述していることが分かりました。
この事件は、東京・新宿区の路上で、動画配信をしていた歌手の倉木愛莉さん(22)が殺害されたものです。被害者の倉木さんは配信に熱中していたことが推測され、男が配信を見つけ、近づいてきたとされています。それから男がナイフで襲いかかり、刃物による刺傷を負わせたと見られています。
また、男は自らのサポートをするために消費者金融で借金をしていて、その金額は100万円以上にのぼると報告されています。男は配信を通じて得た収益を元手に投資を行っていたが、その失敗が重なり、借金が増えたとのこと。
事件が起こったのは11日夜、倉木さんが登山駅を一周する動画を生配信し、その配信に視聴者が集まっていた最中でした。男は配信を見て近づき、犯行に及んだと供述しています。自宅がある岐阜県から上京し、今回の配信を狙って動いていたという情報もあるため、警察は男の動機についてさらに詳しい調査を進めています。
さらに、倉木さんのファンの間では、今回の事件が過去にも類似した犯罪が発生していることもあり、安全対策が叫ばれています。ファンは「このようなことが二度と起きないように、配信者の安全が守られる必要がある」と強い懸念を示しています。人名をかけた配信のリスクが再認識されています。
警視庁は、配信者を狙った犯行が今後も起こることが考えられるとして、対策を強化する方針を示しています。配信活動を行う際の安全対策の重要性や、視聴者との関係を見直す必要もあると指摘されています。ファンとのコミュニケーション上の問題や、過剰なサポートが犯罪を招く恐れもあるため、警察は広く注意喚起をしている状況です。
今回の事件をきっかけに、配信界隈での安全管理や支援体制の見直しが求められる声が高まっており、特に著名な配信者の活動における安全対策の強化が期待されています。
「月10万円の投資」で借金を重ねていた男は「多くの人に見てもらいたかった」という思いから犯行に至ったと述べています。このような背景には、配信者が直面している精神的なプレッシャーが反映されているのかもしれません。