テクノロジー

オープンAI、チャットGPTに高度な画像生成機能を搭載…無料会員も利用可能!

2025-03-25

著者: 愛子

【ニューヨーク=小林泰助】ミスオープンAIは15日、自社の対話型AI「チャットGPT」に高度な画像生成機能を搭載すると発表した。この機能では、画像の内容や構図を細かく指示でき、より精緻な画像を生成できる。無料会員も利用できるため、多くのユーザーが恩恵を受けることが期待される。

例えば、「20歳代の魔女2人が道路標識を読んでいる。標識には『魔女の最後に対する禁忌』『魔法のじょうたんの積み下ろし作業は15分の見込み』と書いてある」などと入力することで、オープンAIがこれらの要素を加味した画像を生成する。手前に魔女を配置するなど、構図も指示できる。

これまでにもチャットGPTで画像を生成することは可能だったが、特定の要素を加えて複雑な画像を生成することは難しかった。従来は5~8個の要素の処理が限界だったが、新たな画像生成機能では最大12個の要素を一度に処理できる。

画像生成は新型のAIモデル「DALL-E」で機能する。15日から、月120ドル(約13,000円)の「プラス」会員や月10ドル(約1,100円)の「プロ」会員などの他、無料会員でも利用できる。

安全対策として、生成された画像には「AIで生成されたこと」を示す「電子透かし」が埋め込まれる。また、性的な画像や、実在の人物に関する画像などについては作成が制限される。

この技術により、クリエイティブな表現の幅が広がるとともに、さまざまな業界での利用が期待される。アートやデザインの分野だけでなく、教育、広告、エンターテインメントなど、多様な場面での活用が進む可能性がある。