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オホーツク海で2カ月漂流のロシア人男性が生存、少量の食品や飲料搭載、同行の2人は死亡

2024-10-15

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ロシアの主要メディアによると、8月上旬に極東ハバロフスク地方を出発し、約2カ月間漂流していた3人の乗組員が乗るボートが14日にカムチャツカ半島西側で発見された。このうち、46歳の男性が生存しているとの報告があった。重傷を負っているものの、意識はあるという。

報告によれば、彼と他の2名(49歳の男性とその15歳の息子)はボート上で漂流中に亡くなったとされている。救助された男性は、100キロあった体重が50キロに減少していた。

漂流していたボートは8月9日にプロペラが故障し、シャリン北部オハト市を目指して航行を続けていたが、食料や水不足に直面していた。彼らは信号用花火や防寒具を搭載しており、生存者は食糧が不足する中で難民のような状況にあった。

カムチャツカ半島の14キロ沖合での発見で、救助された男性によると、兄の息子は9月中旬に餓死したという。兄は悲しみの中、取り乱し、食料を拒否してから10日後に死亡した。このような過酷な状況の中で、いかにサバイバルをしていたのか、多くの人々が注目している。今後の調査で、彼らがどのようにして生存を果たしたのか、その詳細が明らかにされるだろう。