今週の連続テレビ小説「おムスメ」（NHK総合）は第8週「さよなら狭山 たどり神殿」を放送中。結（橋本環奈）、聖人（北村有起哉）、愛子（馬場ふみか）は狭山を後にし、神殿へと帰ってきた。12年ぶりに神殿の街に足を踏み入れた結に、フラッシュバックを心配した聖人と愛子が「大丈夫？」と声をかける姿が印象的だった。

震災前に計画が進められていた商業街のアーケードが完成し、表面上は少し復興したかのように見える街並み。しかし、愛妻の真木（大島美幸）を失った経緯を引きずり、人々の心の奥底にはある喪失感と悲しみがなかなか消えない。中華料理店「太極園」の店主は、笑顔で餃子を作りながら、神殿、愛子を見つめていたが、彼女に対する大きな失望感や悲しみは消し去ることができない。

太極園の店主、明石を演じるキムラ緑子は、街の復興のため地域活性に励む中、かつての愛妻・美子のことを思い出し、彼女に代わって二人を支える決意をお伝えしていた。

また、神殿での生活が始まった彼らに対し、復興に向けた新たな挑戦が待っている。今後の展開では、「おムスメ」の成長を見守りつつ、スタッフと共に街の再生に向けた活動を描く予定だ。このように、復興をテーマにした作品は多くの人々の心に影響を与えるものとなり、視聴者の感動を呼ぶことでしょう。

「過去の経験を生かし、地域の人々と共に頑張ってまいります」とキムラが語ったように、今シリーズは実際の震災を踏まえたストーリー展開を通じて、視聴者が多くの思いを反映できる内容になっている。さらに、震災に関する記憶や教訓を新たに価値あるものとして伝える役割も担う意義深い作品となることが期待されている。今後の40回も乞うご期待！