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OpenAIが1兆円調達、生生成AI「勝者総取り」の規模追求へ

2024-10-03

著者: 蒼太

OpenAIが資金調達を発表

【シリコンバレー=山田昭二】米オープンAIが2日、66億ドル(約9,600億円)の資金調達を発表した。この巨額の調達を受け、非営利組織(NPO)から営利企業に転換していく見通しだ。生成AIの開発競争は資金やデータの確保した企業が強くなる「勝者総取り」の様相が鮮明になってきた。

企業価値の急増

オープンAIの企業価値は1570億ドルに達した。円換算では23兆円に近く、日本の上場企業との比較では日本製作所やソニーグループに匹敵する規模となりつつある。この資金調達により、オープンAIはさらなる技術開発や市場拡大を目指し、次世代のAIソリューションを提供する準備が整ったと言える。

生成AI市場の拡大と競争

生成AI市場の拡大は急速であり、企業の間ではその利活用が積極的に進んでいる。例えば、マーケティングやカスタマーサービス、教育など、多岐にわたる分野で生成AIが導入され始めており、競争がますます激しくなっている。こうした状況から、他の企業も資金調達を行う動きが見られ、AI市場は投資家からの注目が集まる熱い分野となっている。