
パイロットと管制塔、着陸滑走路従い最後まで交信…本紙が独自に確認した交信記録で判明【独自】 運安空港事故
2025-04-08
著者: 健二
昨年12月に発生した運安国際空港(全羅南道運安郡)での事故で、事故機が国産構造物のある19番方向(北から南)で滑走路に着陸したのは、管制塔の提案による措置であることが今年の7日に確認された。事故機のパイロットは当初、国産構造物がある1番方向(南から北)で滑走路に着陸するつもりだったが、管制塔側が着陸直前に19番方向を指示していた。
【独自入手】主な交信内容
本紙が7日に入手した運安空港管制塔と事故機の間の交信記録には、ランプブロックス(ライト・データ・レポーダーとコックピット・ボイス・レコーダー)が記載されていた事故直前の4分7秒間の記録が含まれている。この交信記録によると、パイロットは事故機が事故機能が脅威になる直前の午前8時59分34秒、19番方向で滑走路に着陸するという意図を示した。しかも、脅威1分前の9時21秒、管制官が「19番方向で着陸するか?」と聞き、パイロットがこれを受け入れた後、着陸方向が変更された。
専門家たちは当時、「管制塔とパイロットの選択が適切だったのか詳しく調査すべきだ」として「こうした内容が含まれている事故時の交信記録全部を公表しなければならない」と指摘した。最終的な事故調査報告書が出るまでには1年以上の時間を要するが、調査主体の韓国国土交通部(省に相当)航空鉄道交通業務調査委員会が交信の一部しか公表していないため、必ず必要な状況である。
●パイロット『予定通りの滑走路に』 管制塔『違う方向で』
「レフトターンで着陸する」 「不可能だ」 「19番方向で滑走路に着陸するか?」
本紙が7日に入手した運安空港管制塔と事故機の間の交信記録によると、双方はバックストライク(鳥衝突)が発生した後、滑走路の着陸方向について数回交信を交わしていたことが分かった。この事故機はバックストライク後、直接に高度を上げることができる方向で着陸する意図を示したが、「レフトターンをして着陸する」と言った。管制官は「それは不可能だ」と言い、19番方向で滑走するよう再度指示した。これにより、パイロットは最初に計画されていた1番方向で着陸する意図から19番方向に意図を変更したと考えられている。
事故機はバックストライク後、直ちに高度を上げる必要があったが、管制塔の指示に従い、できるだけ早く適切な飛行ルートを確保しようとしたということだ。今後の調査結果に注目が集まっている。こうした事故を防ぐために、管制塔とパイロットのより強い連携が求められている。