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パナソニックの幹部、新入社員の配属ガチャ「もうあまり得ない」
2025-04-01
著者: 陽斗
パナソニックのホームデジタル事業部長が1日、日本経済新聞などの取材に対し「自分が何をやるのか分からない状態で会社に入るというのは、今やばあまり得ない」との見解を示した。同日に入社した2025年卒の新入社員から、入社前に配属部署や勤務地などを明示し「配属ガチャ」を防ぐ取り組みを始めた。主なやり取りは以下の通り。
新入社員の適材適所を促進するため、パナソニックは職種や業務内容の詳細をあらかじめ提示する方針を明確にした。これにより、新しい人材が会社に入る際の不安を軽減し、早期に業務にあたることができる環境を整備する狙いがある。
また、最近の若者は職場環境や仕事に求める内容が多様化していることも背景にあり、企業側もこの課題に真剣に向き合う必要がある。新入社員からは「自分に適した仕事を見つけ、新しい環境で成長したい」という声が多く寄せられている。
パナソニックは、業務や部署を明確にすることによって新たな人材を受け入れる際の柔軟性を高めると同時に、社内の風通しを良くし、一人ひとりが自分のキャリアを築ける土壌を整えることを目指している。今後、他の企業が同様の取り組みを行うかどうか注目が集まる。