元大阪府知事であり、市長でもあった橋下徹氏（55）が27日、BSフジの番組「BSフジLIVEプライムニュース」に出演し、この日の投開票が行われた自民党の総裁選についての見解を示した。今回は投票に残った2人に焦点を当てた。

選挙投票では、1回目の投票で1位だった高市早苗氏（63）と石破茂元幹事長（67）が逆転、5度目の挑戦で初めて選ばれた。コメンテーターとしての橋下氏は、高市氏について「ものすごい熱心で、ついていけない飲み会などは苦手」と評し、「高市さんもそうだと思います」と続けた。さらには「高市さんとは考え方が合わないことが多々ありますが、高市さんや石破さんと政策論をすることが、僕はすごく楽しいなと思っています」とも述べた。

政策以外の話題では、橋下氏は「人物と話をする時、飲み食いしながらだったらそれも常識」と熱弁した。橋下氏は「今までの政治家の行動パターンからすると、飲み食いの中でバカ話をやって、2時間や3時間も、結局これ何の話だったんだ？ということが多い」と、軽口をたたいた。さらに、「もちろんそれもあるが、違った客観的な観点から、人物の関係を築いていくことが重要だと思う」と指摘した。

また、今回の選挙に関しては驚くべき結果をもたらした。特に話題になったのが高市氏と石破氏の関係であり、橋下氏は「高市さん本人も言われていますが、ついていけない飲み会よりも政策を強化する方が好ましい」と述べ、支持のあり方を示した。最後に「これからも選挙の投票行動に驚きを感じました」とコメントし、今後の政治に対する期待感を表す一言を残した。