
群馬の中学校長、わいせつ事件を口止めか 加害教員は不同意疑い逮捕 | 毎日新聞
2025-03-31
著者: 愛子
群馬県郡楽部の邑楽中学校において、1月に男性教員が女子生徒にわいせつ行為を行った事件が発覚した。この件に関して、関係者への取材で確認されたのは、被害を受けた生徒は心理的要因による後遺症「抑うつ症」に苦しんでいるということだ。生徒の母親は「校長に口外しないように言われた」と告白している。さらに、母親は「娘が話せないことに、隠蔽(いんぺい)しようとしたのでは」と不信感を募らせている。
驚愕事件、群馬で何が起こったのか
関係者によると、女性生徒が抑うつ症を抱えているため、複数の支援スタッフが展開されていた。1月下旬、教員が生徒を「準備室」と呼ばれる校内の小部屋に連れ込み、わいせつ行為が行われたという。この事件について、母親は学校から連絡を受けて、この日の午後、校長が被害について説明したことがわかった。
校長は「受験期に困る」と述べ、教員の行動について疑念を持たせる発言もしている。さらに、支援スタッフが「どういう理由があったのか分からない」と答えたことにも言及している。また、教員は2月に不適切な行動の疑いで逮捕され、問題がますます深刻化している。
この中学校では、対策として教員に対する厳しい教育が進められているが、依然として問題の根深さが懸念されている。具体的には、事件を隠蔽しようとした校長の態度や、生徒の心のケアが不十分であるとの見解が浮上している。
母親は「娘が今後学校に通えなかったらどうしよう」と不安を募らせていると語り、被害生徒の心の状態を考慮した上で、学校はより透明性のある対応が求められることを訴えている。
今後、警察はさらに詳細な調査を進め、生徒にとって安全な教育環境を復元するための取り組みが必要となる。教師が教壇に立つことを継続することで、どのような影響を及ぼすのか、周囲の人々は注目している。