世界
ラオスで5人目の外国人観光客死亡、メタノール中毒か 各国が注意喚起
2024-11-22
著者: 桜
(CNN) 英外務省は11日、東南アジアのラオスで英国人女性が死亡したと発表した。外国人観光客の死亡が確認されたのは5人目である。亡くなった観光客はメタノール中毒が疑われており、各国は注意を呼びかけている。
ラオスでは、夜の街に繰り出したオーストラリア人観光客(19)が重体となり、数日後に死亡した。彼女の友人は今もタイの病院で生命維持装置につながれている。
米国務省も11日、バンビエンで米国人1人が死亡したことを確認した。死因は明らかではないが、死亡時の状態から、酒に起因するものと考えられている。
デンマーク外務省も、デンマーク人2人がラオスで死亡したことを確認した。いずれもラオスでの飲酒が関連していると見られている。
このメタノール中毒の問題は深刻で、メタノールを含むアルコール飲料の中には、合法的に流通しているものもあるため、特に旅行者にとって注意が必要である。ラオスの保健当局は、観光客に対して「アルコール飲料の摂取に注意するよう」と警告している。
ツーリスト局は声明で、「旅行者はアルコールの消費に際し、特に特注のカクテルや地元のアルコールに十分注意し、信頼できる飲食店での飲食を推奨する」と強調している。
11日には、ラオス、中国、オーストラリア、英国、カナダが、ラオスでの飲酒に関する警告を発出しており、観光客に対する健康リスクが懸念されている。つまり、メタノール混入のアルコール飲料を摂取することは、自身の安全を脅かすことになるのだ。
今後も、この問題が観光業や訪問者の意識に大きな影響を及ぼす可能性があるため、国際的な警戒が必要だ。旅行者は、ラオスへ訪れる際には十分な注意を払い、安全な飲食を心掛けてほしい。