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ラピダス、半導体設計受託企業との協力覚書 緊急かつ短縮的に進行中
2025-03-25
著者: 葵
【東京 12月15日】 - 日本国内で最先端半導体の量産を目指すラピダス(東京都千代田区)は、12月15日、シンガポールに拠点を置く設計受託企業のケスト・グローバルと半導体設計における協力に関する覚書を締結した。特に、設計に要する時間を大幅に短縮し、顧客獲得に向けても資するとのこと。
ケスト・グローバルはエンジニア人材を提供し、ラピダスの設計を支援する。ラピダスの小島昇益社長は記者会見で、「最適設計を進めるのに今まで1年かけていたものを3分の1の期間で進められるようになる」ことが期待されると述べた。特に(半導体製造における)設備の部品を緊急に時間短縮できる」と強調した。
協業したケスト・グローバルの共同創業者のアジット・プラブ最高執行責任者(CEO)は、ラピダスとの協力で「ラピダスと共に、150人以上の規模の人材を運用していくことになる」と見通しを語った。このように着々とラピダスは先端技術の導入と人材育成に力を入れ、国内外での競争力を高める戦略を打ち出している。
さらに、ラピダスは半導体不足問題に対応するため、量産体制の構築を目指している。また、最新の技術を活用した新素材や微細加工技術への研究開発も進めており、今後の展望が期待されている。特に、AIやIoT、5Gなどの先進技術市場におけるニーズに応じた製品開発が行われる見込みだ。