24日までにX（旧ツイッター）を更新した人気漫画家、イラストレーターの江口寿史氏が、自身のサイン会に全く人が来なかったことを報告し、ファンからの悲鳴が上がっている。

江口氏は、埼玉県横手市増田町にある美術館で開催予定のサイン会を告知。早くも23日の更新でイベントの写真を追加し、「人が全然来ません 25年前に大盛況サインした時にも全然人が来なくて、一番前に犬が待っていて返した事がありましたが、それ以後の集まりなおさが！」と言及。

しかし結果、同日夜の更新では江口氏が「今日のサイン会終えてなくて一瞬はどうなるかと思いましたが、結果定員（115名×2日で240名）には満たなかったけど、2日間で180名ほどの方が来てくれました！」と笑顔の文字を添え、サイン会が最終的には盛況になったことを報告した。

近年、漫画やアニメの人気が高まる一方で、サイン会など現場でのイベントに足を運ぶファンの数は変動している。特にオンラインイベントの盛況を背景に、従来のリアルイベントでの集客が難しい時代と言える。

江口氏のように名だたる作家でもサイン会の集客が厳しくなっている中、どのようにファンとのつながりを保ち、コミュニティを構築していくのか、各界の漫画家たちにとっての大きな課題となっている。