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レンサスエレクトロニクスが株主総会、稲田英利社長「人員削減、必要な施策」
2025-03-26
著者: 葵
レンサスエレクトロニクスの株主総会
レンサスエレクトロニクスは26日にオンラインで定時株主総会を開いた。人員削減や定期報告の停止について株主から質問があり、稲田英利社長は「勝ち残るために必要な施策だ。今日の状況ではどうしてもやる必要がある」と述べた。
経営環境の悪化と人員削減
また、経営環境の悪化を受けて非正規雇用や外国人の社員を優先的に削減する日本企業の慣行について、「適切に採用し、維持できない場合には調整する」とした。
レンサスの人員削減の背景
レンサスは24年間、半導体市場の悪化を受けて全従業員の約25%にあたる人員削減を実施しており、経営立て直しに向けた取り組みを続けている。昨今の半導体不足や需要の急変により、企業の競争が一層激化している中、稲田社長は社員の雇用を最優先に考えるとともに、さらなる効率化を追求していく方針を示した。
今後の経営戦略
業界では、人員削減がかえって企業の将来にどのような影響を及ぼすのかに注目が集まっている。今後、レンサスの経営戦略は市場の需要にどのように対応していくのかが注目される。