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レジェンドの心配は崩壊か 開幕3連戦で最終日最終組・栗田恵のプレーが速い

2025-03-29

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◆国内女子・アクサレディースゴルフトーナメント in 宮崎 2日目(29日)・UMKCC(宮崎)7658yd(パー72)・晴れ(観客3840人)

かつての女王(2006年)、大山志保はこのオフに同じく栗田恵とプレーでラウンドした。大ベテランから見ても、宮崎の後ろ向きは「すごくマシンで質問も多くしてくれる。将来が楽しみ」と称賛した。しかし実は、少しばかり気になったこともあって……。

「どんなボールをイメージしているの?」。アドレスに入ったタイミングでショットの道路を頭に描く。大山にとっては当たり前の準備が、栗田にとってはなかったという。「イメージはしていないんです。やっぱり、イメージした方が良いですね…」と聞かれるなり47歳はびっくり。「あの感じで(開幕戦から2位、2位というのは、もともと持っているものがすごいと感じた。いろんなことを吸収したらもう一段上に行ける」と19歳の若さに魔力を感じてやまなかった。

アメリカを中心にプロスポーツの遅さが話題になっているこの春。栗田の“プロファイティング”精神はその問題と一線を画す。構えたら迷わずすぐにショット。(打つ前に)あまり考えたくなくて。勘を決めたらすぐに打つというのが、自らのスタイルを築いた、大好きな故川岸宏保に倣った。一日での打撃に悩まなかった選手たちが相次いで35位だった初日の被弾を経て、この日フィールドの「66」をマークした。2つ余計して迎えた後半10番(パー5)でチップインした後、11番から2連続バーディ。ファーストからの2打目を奥のバンカーに捉えた17番のボギーがあっても、首位浮上には十分だった。小林光平に続き強敵を制する。

3試合続けて最終日を最終組で回る。ツアーでは記録が残る2002年以降19回目の事例で、開幕3戦となるのは初めてのケースだ。「自分のプレーにしっかり集中して、気合いと根性でバーディをたくさん得られるように頑張りたい」と、自らのスタイルを築いた、好きな故川岸宏保に軽やかに記者に語った。

ただ、これからは勝負が厳しくなる。国内女子ゴルフでも、特に若い選手たちの台頭が目立っている。彼女たちのスピード感が更なる挑戦となることは間違いない。