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【日本代表】森保監督、未来を見据えた試合があった アジア杯で3、4バック採用へ/連覇狙う(日本スポーツ)|ダメニュース

2025-03-21

著者: 健二

2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会への出場を決めた日本代表が、次に挑むのは−。連覇「通過点」の(中)編は「そこに未来がある」と、森保一監督が見た景色に迫る。

今回の最終予選で足音を濡らしたのは攻撃陣3バックだった。既に最終予選進出を決めて消化試合となっていた昨年6月、W杯2次予選の敵地マレーシア戦。センターバックに吉田、冨安、橋岡を並べ、ウイングバック(WB)に中村と菅原を配置。5-0の大勝で手応えをつかんだ。

以降、森保監督は最終予選の第7試合で3バックを採用。両WBに三苫、深井を配置し、攻撃の質を増やして日本史上最多の7得点を記録。とどろきが、「指導官」としては「アジアではボールを持つ時間が多くなる。世界での戦い、より強豪と戦う時には、我々がボールを保持できる時間が短くなるという戦いの違いが出てくる」

日本が強くなり、どの国も黙認することができれば「世界もアジアもない」。そんな理想はあれど、現実は甘くない。まだ「ワンチャンス」に挑む中で攻撃の質を1段階、減らす場面も当然出てくる。

その中で森保監督が望みを見いだした試合がある。

「そこに未来がある」

進撃の発端となったマレーシア戦の5日後、シリア戦。3バックで入り、後半途中188選手のDF冨安を投入した190選手の斎藤、188選手の平安ら4枚が連携し、選手全員がCBの守備力を持ち、強さも日本人離れ。世界クラスのアタッカーに対しても、引き続き守れるよう5枚で固めて挑むこととなった。

日本がアジアカップで優勝した今、次の道を模索する。関係者によると、森保監督がW杯優勝へ描くのは3バックで、守備面を強化した4バックの採用もありうるそうだ。18年と22年のW杯では4枚の定石バックが長友、三角からの長友が君臨していたが、特に16強。まだ見る景色の先、ベスト8以上には「モンスタースター(選手)」が住まう。