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日本の小型ロケット「イプシロンS」、エンジン点火試験に失敗!2回連続で爆発し、JAXAに衝撃
2024-11-26
著者: 陽斗
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、26日に開発を進めている小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の2段目エンジンの点火試験を、長崎県南種子町の種子島宇宙センターで実施したが、開始直後に爆発が発生し失敗した。この試験は、昨年7月の第1回目の点火試験でも爆発事故を起こしており、2回連続での失敗となった。
実施は午前8時30分から行われ、地上の試験用台座に水平方向に設置された2段目エンジンは、オレンジ色の炎をあげて点火を開始。しかし、途中で爆発が起こり、試験は中止された。JAXAによると、実験場周辺は一般の立ち入りを禁じており、作業員の安全を最優先にし対応している。現時点では、点火に関わった詳細や原因については調査中とされている。
イプシロンSは、従来のイプシロンロケットを改良・強化した最新型で、ペイロードを増強し、効率的な打ち上げを目指していた。このロケットの開発は、国際的な宇宙競争の中で日本の技術力を示す重要なプロジェクトとして位置づけられ、次世代宇宙ビジネスの展開にも期待がかけられていた。
このような失敗が続く中、JAXAは技術力や信頼性の向上が急務とされ、再発防止策を講じる必要がある。最新の機器についても見直しが行われ、多くの専門家が集まり精査を進めている。また、2024年以降の打ち上げ計画に影響が出る可能性も懸念されている。
今回の事故は日本の宇宙開発にとって痛手であり、関係者は深い危機感を抱いている。今後の進展に注目が集まり、失敗の原因を解明し、再挑戦に向けた努力が求められている。