【日本野球】先発早川“別物”ピッチングに対処できず メジャーのルールに合わさるべきだった - 評論家コラム - 野球コラム : 日刊スポーツ
2024-11-23
著者: 裕美
勝ち上がるに関係なく、隔日での決勝戦への進出が決まっている両チームの対戦。国際大会での連敗記録(今試合まで26)があるとはいえ、この試合は勝敗よりも大事なことがある。ひとかたならぬチームとの連戦になるだけに、どうやってアドバンテージを作るのか。もうひとつは、次回のWBCに向けての準備だ。ここまで出ていない選手の状況の見極めや疲れが出ている選手の休養。それに加えて国際大会での「向かい不向き」を見分ける作業になると思っていた。
先発した早川のピッチングには不満があった。初回、先頭打者の鎌田陽介は左打者。早川といえば、左打者のインコースに投げるのが苦手という印象があったが、先発した今季の彼は対左打者のインコースに厳しい球を投げられていた。しかも、早川の変化球は非効率だった。突然の内角攻めに対して彼が自らのレベルアップに繋げた経緯を思うべきだった。
右打者に投げる内角も甘く、レベルの高い打者としてなら少ないパターンの投げ方に苦しむ可能性もあった。そのため、昔からの左バッターに投げる投球術の見直しが正視されなければならない。
国際大会のピッチクリンチングとは、テンポ良く速くなければならないという心がけが破綻しつつあった。特に四回から五回、六回の内に連打を浴びた場面があり、その際の早川には流れを失すことに命をかけたピッチングが目立った。
今大会のピッチクリンチングルールは、無走者の状況からのスピードを求めるという趣旨だった。日本の許可する条件の若干の違いのため、内攻めが遅れられていた。
ちなみに、WBCでは56試合の登板が予想されているが、メジャーで活躍する選手を考えれば早川にはまだ少し選手全体に合ったピッチングをすることが求められる。もちろん次回に向けた改善提案であり、良い判断も必要になってくる。このようなピッチングができないようだと、今後の期待には繋がらない。
日本のプロ野球では来年もピッチャーが引退し、練習しながら次に進む者たちの状況を観察しなければならない。可能性を引き出す選手を見つめ直す機会は欠かせない。特に、若い投手への指導が必要な状況があり、経験を積む貴重な場面を提供することが重要である.
日本は来る2024年にWBCが再開催されることに向けて、選手の調整と環境整備が急務となっています。特にメジャーリーグの選手が増える中、日本の選手たちは新たな挑戦に直面しています。今後はただ国内での成績を残すだけでなく、国際舞台で通用する技術と戦略を身につけなければなりません。これにより、日本のプロ野球のレベルも一層向上することでしょう。