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日経平均は続伸、円安など支え ミニFOMCを控え様子見

2024-10-10

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東京証券取引所での日経平均の動き

東京証券取引所で日経平均は、前営業日比112円93銭高の3万9133円18銭と、続伸して取引を終えた。前日のミニFOMCを控え、様子見ムードもあったが、円安基調が支えとなった。さらに、今晩の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、次第にリスク選好の動きが強まった。

日経平均の具体的な動き

日経平均は前営業日比219円高でスタートし、途中13時18分に318円高の3万9190円を付けた。指標に対して上昇幅を維持し、終盤でも一定の強さを見せた。加えて、米国の経済指標が穏やかな結果となるほど、投資家の信頼感が高まることが期待されている。

為替市場の影響

為替市場では、ドル円は一時147円台に乗せ、円安が進行。これにより、輸出企業の業績改善への期待が高まり、株価を押し上げる要因となっている。特に、自動車関連株は、物価上昇と円安が利益にプラスとなり、強い値動きを見せている。

新興企業の株価動向

東京市場では、マザーズ指数も上昇し、新興企業の株価にも明るい兆しが見えつつある。スタートアップ企業の活性化が投資家に好感され、今後の成長期待が膨らんでいる。

市場関係者の見解

市場関係者からは、「円安が続く限り、日経平均の上昇基調は続くと思われます。ただし、米国のCPI結果が予想を上回ると、利上げ懸念が再浮上する可能性があるため、慎重に観察する必要があります。」との声も聞かれる。