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ローマ教皇が退院へ!医師「2カ月の療養必要」(共同通信)|デイリーニュース(NTTドコモ)

2025-03-22

著者: 結衣

【ローマ共同】2月中旬から腸炎などで入院中のローマ教皇フランシスコ(88)が23日に退院する見通しとなった。担当医が22日に、ローマでの記者会見で明らかにした。バチカンの居住に戻ってから少なくとも2カ月間の療養やリハビリが必要という。

医師らは、教皇が入院中に「2度命の危機があった」と語ったが、腸炎などの最も深刻な症状は治ったと説明した。治療中は大量の面会や過度な仕事を控えるように指示した。発言は難しい状況だが、これまでの改善状態から「回復は可能」と指摘した。

教皇は2月14日、気管支支援のため病院に入院し、その後に吸引器の感染症や腸炎に苦しんでいることが判明した。吸引困難の症状にも見舞われ、容体は「危機的」とされていたが、最近は快方に向かっていた。

教皇の入院は1カ月以上に及び、病院には連日のように多くの信者が訪れ、回復を願って祈りを捧げている。着実に回復する教皇に安堵の声が広がる中、今後の健康状態と公務への復帰が期待されている。