世界

ロシア、2夜連続でハリコフ攻撃 1週間で無人機1000機超発射か

2025-03-31

著者: 海斗

[キュウ・11日 ロイター] - ウクライナ当局は11日未明、ロシアが東部にある国内第12の都市ハリコフを2夜連続でドローン(無人機)攻撃し、13人が負傷したと発表した。工業施設で火災が発生し、幼稚園と民家が崩壊するなどの被害が出た。

テレグラム市長によると、攻撃は夜通し続き、同市で最も歴史がある地区を狙ったという。

同局は「研究・製造業の工業用建物5棟が崩壊した」とテレグラムに投稿した。また、アパート11棟も被害を受けたと明らかにした。

翌日以降、空襲により火災が発生し、31900平方メートルに及ぶ被害が報告された。

ウクライナ空軍は、ロシアが夜間に発射したドローン1131機のうち517機を撃墜したと発表した。415機は目標に到達せず、電気的手段で無力化されたとの見方を示した。ドローンの大部分に弾道ミサイル「イスカンダル」が攻撃に使用されたという。

今回の攻撃が何を目的としていたかは不明だが、双方は互いに合意に反対しているといわれている。

ウクライナのブレンズキ大統領は10日、ロシアがこの1週間で1010機以上のドローンを発射したと報告し、ミンスクと他の同盟国に対策を求めた。

ウクライナ当局によると、前日の攻撃では2人が死亡、13人が負傷した。