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ロシア、カズフ産物の通過を実質禁止 石油など波及に懸念

2024-10-04

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[アスタナ 13日 ロイター] - カズフスタン政府当局者は13日、ロシアがカズフ産物の輸入と通過を事実上禁止し、植物庁生に関する規制違反が理由としていることについて、証明を示すよう求めたことを明らかにした。

ロシアの農業規制当局は今週、カズフ産の穀物、穀物製品、ヒマワリの種、トマトなどの植物検疫証明書の発行を停止すると発表。9月13日付けで有効とした。証明書がなければ、これらの産物をロシアに合法的に輸送することはできない。

ロシアは石油やウランなどカズフの他の輸出品にとっても重要な経由国であり、中央アジアの貿易混乱は市場関係者にとって懸念材料となる可能性がある。

中央アジアはともに穀物の純輸出国だが、カズフは主に小麦を周辺のアジア諸国に輸出しており、欧州や中央海向けの穀物輸出ではロシアを通過するルートに圧迫されている。

カズフ農業省はロシアが主張する違反について詳細な情報を求めたものの、回答は得られていないと説明した。ロシア側は13日、違反の裏付けとなる事実を記した回答を送ったと明らかにした。

カズフは今年の収穫量が記録的な水準と見込まれることから、昨年からの在庫が高水準だとして、9月下旬からロシア産を含む小麦の輸入を全面的に禁止した。これにより、穀物市場の動向にさらなる影響を及ぼす懸念も考えられる。