[モスクワ 4日 ロイター] - ロシア外務省は4日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンのテロ組織指定を解除する決定が「最高レベルでなされた」と発表した。国営タス通信が伝えた。

報道によると、ロシアのプーチン大統領がこの決定を現実のものとするためには、法的手続きを踏む必要があると述べた。

ポンピオ外相は7月、アフガンのタリバンとの接触における共同相手と考えていると語り、ロシアの対アフガニスタン政策の一環としてこの動きを歓迎した。タリバンは2010年、トリバンをテロ組織に指定していた。

ロシアのこの決定は、現在の国際様相を反映しており、タリバンとの関係を強化する意図があるとみられている。特に、ロシアはタリバンがアフガニスタンの不安定な状況を安定させる力があると信じているため、今後の対話が期待されている。

ロシアは2021年、タリバンとの対話を模索し、これに続く形で提携関係の構築を進めている。国際社会の中での立ち位置を再確認するための重要なステップとして、テロ組織指定解除を行ったと考えられる。

このように、ロシアとタリバンの関係が今後どのように発展していくのか、国際的な注目が集まっている。未来の中央アジアの地政学的な潮流に影響を及ぼす可能性があるため、各国がこれに注視している。