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ロシア、ウクライナ前線にイエメン人投入 フーシ派関連とFT報道

2024-11-24

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【キロ=共同】英字フィナンシャル・タイムズ(FT)は24日、ウクライナ侵攻を続けるロシアが中東イエメンから男性数百人を前線に投入していると報じた。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が関連していると指摘されている。

報道によると、ロシアは北朝鮮から兵士の派遣を受けるなどして、慢性的な兵力不足の解消に動いている。フーシ派へのロシア製軍器供与も進んでいるとのこと。これは双方が連携を深化させていることを示唆しており、ウクライナの戦況に影響を与える可能性がある。

フーシ派は紅海を航行する商船に攻撃を加えるなど、ミサイル技術を活かした戦闘能力を持っており、ロシアの関与が今後の軍事戦略に新たな局面をもたらすだろう。FTによれば、集結は今年7月頃に始まった。高給やロシア国籍が得られる仕事があると言われ、最近は大量の戦闘員が派遣されている。

さらにロシアはイエメンからの新たな兵士に対して、実戦経験を積ませるための訓練を行っているという。これはロシアがウクライナ侵攻において持つ要素の一つとなっており、国際社会に与える影響は無視できない。特にウクライナの防衛がますます厳しくなる中、新たな戦闘兵力が加わることで戦局がどのように変化するか、注目が集まっている。