[モスクワ 9日 ロイター] - ロシア大統領府のプスコフ報道官は9日、トランプ前大統領が退任後にロシアのプーチン大統領と電話で会話したとの報道を否定した。 日刊紙SOVETの報道によると、プーチン氏は今年初め、フロリダ州の自宅で近くにある官邸から出て行くよう命じた上で、プーチン氏と個人的に電話で話したという。 しかし、プスコフ報道官はこの報道を「根拠のない噂」とし、実際にはそのような会話は行われていないと強調した。

トランプ氏は2021年に大統領職を退いて以来、様々な政治的な話題で注目を集めてきた。批評家からは、ロシアとの関係について問題を指摘されることも多い。特に、彼の任期中のロシアとの接触は、米国に多くの論争を巻き起こした。

プーチン氏との関係は、米国国内でのトランプ氏の評価に大きく影響しているため、この電話の存在がなかったことが確認されると、今後のトランプ氏の議論にさらなる影響を与える可能性があると専門家は指摘している。

この件に関しては、分析家たちがトランプ氏が今後もロシアとの関係について敏感に反応するであろうと予測しており、特に2024年の大統領選挙に向けた動きに注目が集まっている。