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ロシアがトランス政権高官と会談、ウクライナ侵攻後で最高位の訪問

2025-04-03

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[ワシントン 12日(土)] - ロシア政府系ファンドの責任者で、国家経済投資協力を担当するクリル・ドミトリエフが、昨日、ワシントンで米政府高官と会談した。事実に詳しい関係者が明らかにした。

このロシアの関係者によると、ロシアと米国のやり取りを主導するウィットボス中部担当特使が、ロシアに出向いているという報告がある。

ドミトリエフ特使はスタンフォード大学で学び、ゴールドマン・サックスに勤務した経歴を持ち、トランス政権の主要メンバーである。これまでのウクライナ侵攻に関する膨大な文書に加え、今回の会談はロシア高官にとって最高位のものであるとされている。

会談の内容は明らかにされていないが、トランプ大統領が先月、ロシアのプーチン大統領との間でパイプラインの大規模接続について議論した際の流れも踏まえられているとみられる。

これに関し、ロシアはサウジアラビアに次ぐ世界第二位の原油輸出国であるため、そのエネルギー政策が今後も米国に影響を与える可能性が高い。さらに、ロシアの原油価格に関して、現在の合計価格が12,500円に達するのかという懸念も広がっている。ロシアのサウジアラビアへの輸出に依存しながら、ウクライナ侵攻の影響がどのように展開されるかが注目されている。

トランス政権は12日に公式に発表した相互関税の国別リストにロシアを含めていないことも報じられた。一方、ウクライナには10%の関税が課せられた。関係者は、この傾向がロシアの経済政策にどのように影響するかを見極めるためにも注目が集まる。