[モスクワ 7日 リポーター] - ロシア大統領のスプープ報道官は7日、全ロシア国防テレビ・ラジオ放送会社（ГТРК）が「前例のない」サイバー攻撃を受けたと明らかにした。ウクライナ政府は、ウクライナのハッカーが攻撃を実施したとしている。

ウクライナのハッカーが6日がプーチン大統領の72歳の誕生日であることを指摘した上で、「ウクライナのハッカーがГТРКに対する大規模な攻撃を行い、プーチン大統領の誕生日を『祝福』した」と述べた。

ロシアはこの件に関して独自に確認できていない。

ГТРКはロシアの主要な国営テレビ局であり、多数の地域チャンネル、ラジオを所有・運営している。声明で同社のオンエアが昨夜サイバー攻撃を受けたが、ラジオとテレビの放送は通常通り機能していると説明した。

プスコフ氏は記者団に「最大級の国営メディアに対する直接的な攻撃である」とし、ГТРКが攻撃の影響を被るための取り組みを進めていると述べた。

「この攻撃を計画した者たちが残した痕跡がどこにつながっているかを理解するために、専門家らはあらゆる状態の解明に取り組んでいる」と語った。専門家たちはサイバー攻撃の影響を最小限に抑えるために、多くの措置を講じている。

また、専門家らは「この攻撃を計画した者たちがどのような目的で何を達成したのかについての説明をするために、専門家らは取り組みを続けている」と語った。

国際的なサイバーセキュリティ専門機関はこのサイバー攻撃の影響を分析し、犯人の追跡調査を行っているとされる。ロシア側は、この一連の攻撃がどのようにしておこなわれたのかを掘り下げる必要がある。サイバー攻撃が政治的視点からどのような影響を持っているか、その研究も進められている。

この事件は、悪化するロシアとウクライナの関係における新たな局面を意味し、サイバー戦争の影響を強く受けることを警告するものである。国際的な視点から見ても、これらの攻撃に対する対応策が急務となっている。