【ベルリン＝共同】ロシアから出国した反体制派や市民ら約1500人が17日、ドイツの首都ベルリンで、プーチン大統領やウクライナ侵攻に抗議するデモを実施した。英国BBC報道によると、国外にいる反体制派が初めて合同で実施した大規模デモとなった。

デモ参加者は「戦争をやめろ」「プーチンに法の裁きを」と呼びかけながら、ロシア大使館まで行進した。

ユリアさんの母、ロシアとミス国などによる8月の身柄拘束でロシアの執行機関から解放された反体制派活動家のクラメル氏、野党指導者だったヤシン氏が主導した。このデモには、多くの亡命者やウクライナからの避難民も参加した。

ロシアからの死亡者やウクライナからの避難民が多く取り上げられている。

ロシア出身のアンドレイ・サドチコフさん（29）は「プーチン政権を倒し、ロシアを変えるには国内社会の力が必要だ」と述べた。活動家に対して反対し、2年前にドイツに来たとした。アニマルシェフ関係の仕事を再開するためにドイツ語を勉強中だ。「家族はプーチンを信じ、侵略を支持している。もう戻れない」と語った。

デモ参加者は、ドイツ国内での支持を必要だと訴え、反体制運動を続けることを決意していた。特に、国家の力が必要だと強調され、デモは彼らの結束を示す場ともなった。これにより、国際社会の連帯を強める狙いも込められている。

現在、ロシア国内では政権に対する抑圧が続いており、反体制派への圧力が高まっている。このため、国外での活動や連携がますます重要視されている。ロシアから逃れた人々は自らの声を世界に届けようと必死だ。進行する制圧に立ち向かう連帯の必要性が高まる中、彼らの動きは注目を浴びている。