テクノロジー

「サトシ・ナカモト」はピタ—・トッド氏か?−B2Fの番組が注目

2024-10-09

著者: 裕美

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの起源に関する新しいドキュメンタリー番組が、この仮想通貨の生みの親である「サトシ・ナカモト」が恐らくカナダ人ソフトウェア開発者のピター・トッド氏であると示唆している。

「Money Electric: The Bitcoin Mystery(マネー・エレクトリック:ビットコインの謎)」という題名のこの100分間の番組は、8日に放送され、これまでビットコインに関わってきた少数の人々へのインタビューを特集している。その中には、長年サトシ・ナカモトを研究している暗号解読者のアダム・バック氏、投資家のロジャー・バー氏、ビットコイン保管者のサム・ソム氏およびトッド氏が含まれている。

このドキュメンタリーに参画したカレン・ハブバック氏は、初期のビットコインフォーラムへの投稿などの状況証拠を基に、トッド氏がサトシ・ナカモトだと推測している。トッド氏はこれを否定し、その見解を「ばかげている」と一蹴したが、他の登場人物と同様にトッド氏も番組の中で「私はサトシ・ナカモトだ」と冗談混じりに語っている。

サトシ・ナカモトが誰であるかは、2009年1月にビットコインが発表されて以来の大きな謎であり、多くの人々がその正体についての憶測を立ててきた。09年にビットコインの最初のソフトウェアをリリースし、公式のフォーラムに投稿していた人物は、国別に特定されていないため、様々な候補が浮上しているが、未だ決定的な証拠はない。サトシ・ナカモトの正体が明らかになれば、仮想通貨業界における影響も計り知れない。

実際、トッド氏は、ブロックチェーン技術において革新を起こした人物ともされており、彼が本当にサトシ・ナカモトであるならば、そのブランド力は計り知れない。今後の展開が注目される。

また、ビットコインとその背後にあるテクノロジーは、今や多くの企業や投資家の間で真剣に取り組まれており、市場は日々変動している。今年は特にビットコインの価格が非常に不安定であり、多くの投資家がその動向を注視している。ビットコインの未来に関する意見が飛び交う中、サトシ・ナカモトの正体が明らかになることがあれば、仮想通貨界隈は大きな揺れを見せるかもしれない。