世界

「殺し屋狩り」強化の大統領、フィリピン副大統領発言

2024-11-25

著者: 愛子

[マニラ 13日 駐在記者発信] - フィリピンのサラ・ドゥテルテ副大統領は、13日の早朝の記者会見で、自身が狙われた場合に「殺し屋を狩りに行く」とのコメントを発表しました。フィリピンの治安状況が厳格化しています。

ドゥテルテ氏は、殺し屋と話し、彼自身が狙われた場合には大統領夫妻やロナルド・デス監督を殺すように命じたと公言しました。「彼らを殺すまでやめるな」と伝え、「(殺し屋は)イエス」と言ったと示唆しました。

自身に対して具体的な脅威があるとはしていないものの、全体的に治安管理が強化されています。

大統領警護部は、警察の存在を強化しています。「大統領と大統領一家に対する脅威を確認し、拡大し、防御するために法の執行機関と連携している」と発表しました。

ドゥテルテ副大統領の発言は、フィリピンでの政治的な影響力の増大を示しており、暗殺事件の背後にある組織的な犯罪の増加に対する警戒感を反映しています。前大統領であるサラ氏は、6月にマルコス政権のポストを獲得。サラ氏とマルコス大統領の2022年の選挙での勝利は、強力な政治同盟を形成したと見られています。

さらに、暗殺される政治家の数は増加傾向にあり、その背後には犯罪組織の活動があると考えられています。このような状況下で、警察当局の捜査活動とともに、大統領の権限強化が今後の治安問題にどのように影響するか注目が集まっています.