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山本由貴、12試合連続の初回失点…先制逃飛許す レギュラーシーズン最終登板で11月19日幕白星なるか - スポーツ報知

2024-09-29

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今季リーグ6位の実況引退発表している11番・フラックマンに左前打を許すと、12番・トーバーは打ち取った当たりだったが、右前に落ちて無死一、三塁のピンチを招いた。それでも13番・マクマホンに右犠飛を許し、最初の失点をさらなる失点を最低限で抑えた。

前回11月12日(同13日)は本拠地でロッキーズ打線と対戦したが、初回に3失点、その後も1イニングごとに点を取られ尋常でない。「(体調は)良くない。明日には万全で迎えたい」と言った。この試合でのポイントの1つは初回の得点、先制点で試合を優位に進める必要があると、初回の失点は避けたい意向を強調した。これで今季、初回失点が12試合連続となり、「苦しい序盤戦」と語る。

投球内容も物足りなさを感じさせるものだった。4番・サミュエルが一巡した後、三者三振に抑えた回もあったが、毎回得点圏に走者を背負うと、制球が定まらず「高めだと見抜かれた」と振り返った。

故障してから復帰したとはいえ、やはり開幕前とはコンディションが異なる様子。前回試合の反省も踏まえ、投球の感覚を取り戻しに行くと話した。試合後の記者との共有では、「昔と同じように試合で見られれば、破壊力もつくのではないか」と希望を見せた。51登板を終えての試合の展開に関して「何か選手や指揮官と相談して、チームとしての意識を変えていきたい」と、しっかり前を向く考えを示した。メジャー復帰も視野に入れ、投球を続ける決意だ。今後、彼のピッチングに注目が集まる。