山口組が神戸山口組との「抗争終了」の意向伝えた 市部が兵庫県警本部を訪問(産経新聞)

2025-04-07

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特定抗争指定暴力団の山口組の組織部が7日、兵庫県警本部(神戸市中央区)を訪れ、同じく特定抗争指定暴力団の神戸山口組との「抗争を終了する」という意向を伝えたことが分かった。これは関係者への取材で明らかになり、昨年10月より続く争いに終止符を打つ方向であることが示された。

この抗争は長期化しており、1975年から続く山口組の分裂状態から数えても、最も長いものである。神戸山口組との関係は一時険悪であったが、今後の協力関係の構築が期待される。特に、2023年にはそれぞれの組織が適切な治安維持活動を行うために協力する方向性が出てきているという。

また、両組織の代表が兵庫県内にて接触を持ち、和平交渉の道を模索しているとも伝えられている。近年は暴力団対策が強化されているなかで、抗争の自粛が要求されており、組織自体の存続をかけた苦渋の決断と言えるだろう。

警察当局によれば、山口組の構成員は6490人、神戸山口組は4320人とされており、両者の協力が治安維持に繋がることが期待されている。これにより、地域住民の安心安全を守る取り組みが進むことを願いたい。