
「神コスパカー1台で空港ランジハシゴする人」の「天国」に変化が! 海外でも進む「堕落化」…でもやっぱり作っとくべき?
2025-03-22
著者: 蒼太
最近、出張や休暇で海外に頻繁に出かける人たちにとって、世界各地の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」は、必需の1枚とも言える存在となっています。このサービス利用者にとって「天国」と呼ばれる空港での「変化」があると報告されています。
「コスパ最強でラウンジを楽しめるカード」として人気を集めているこのプレスサービスが2025年2月より「変化」が告知されています。
海外の空港を利用する場合、出国審査や保安検査に時間がかかることを考慮し、「定刻の3時間前」が空港到着の目安になります。また、その一連の流れがスムーズに進むと、2時間を超える待ち時間が発生します。さらに、海外の空港での乗り継ぎであれば、3時間以上の待ち時間になることも頻繁です。
そんな中、空港のエアサイド(保安検査後の区域)にある空港ラウンジが利用できれば、搭乗時刻ギリギリまでアルコールを含む食事を楽しむことができます。この「優雅で安全な旅」を、プライオリティ・パスは提供してくれます。
このプライオリティ・パスには、利用のたびにラウンジ利用料を支払う「スタンダード」、年間10回まで無料で利用できる「スタンダード・プラス」、回数無制限で無料の「プレミア」の3つのプランがあります。また、すべてのプランで無料金の食事も提供される「レストランでの無償食事」や「リラックススペシャルサービス」などもあり、ラウンジの質を保ちながら外出時の快適さを増しています。
昨今、日本ではクリエイター系企業が自社のプライシングとして、ゴールドカード会員に対して無償もしくは年間1万6千円の料金設定を行っています。これは「プレステージ」への加入のための開いた市場を更に試みようとしています。
こうした中、プライオリティ・パスに加入した会員の中には、多数のラウンジが利用できる空港で、出発までの時間、多数のラウンジを巡り、食事を楽しむ「ラウンジハシゴ」と称される体験が人気を集めています。なお余談ですが、プライオリティ・パスが単体で安価で提供されている「レストラン」での無償食事、「リラック・バリュー・ダイニング」等が人気であるため、ラウンジ深掘り攻略が共鳴したものかもしれません。
極めつけは、ダイニングパートナーの名所にひたすら数えられるのが、タイ王国の首都、バンコクの関連口「スワンナプーム国際空港」です。その理由は、同空港の構造、そして使えるラウンジの多さにあります。
同空港の国際線エリアは、2024年にスタートのスチュワードが運用を始めるまで、すべてのラウンジがメインターミナル3Fに集まり、近くの所では徒歩数十秒、端から端であれば10分も掛からない程度でラウンジが巡れる構造となっています。