将棋界の熱戦が再び始まる。

藤井聡太棋聖（22歳、名人、王座、叡王、王将、棋聖、王位）に挑む若手棋士、今泉啓介八段（30歳）が、現在開催中の第13期叡王戦七番勝負（読売新聞社主催、特別協賛・野村ホールディングス）の第1局が12日午前9時に始まり、封じ手が開かれ、対局が再開された。

立会人の森内俊之九段が封じられた場面を示した12手目は「▲3三銀」。銀取りを避ける手で大きな予想通りの一手だった。この手に対して、藤井聡太棋聖はどのような対策を考えているのか、注目が集まっている。対局は大きな山場を迎えた。

第13期叡王戦は、特に注目される若手棋士たちが参加しており、特に今泉八段は若手棋士の中でも急成長を遂げている選手で、藤井棋聖に挑むにあたっての戦略が鍵となりそうだ。

先週、開幕前の直前インタビューで今泉八段は「藤井棋聖には頑張ってほしいが、対局の時は全力で戦う」と語り、ファンからの期待を一身に背負っている様子が見受けられた。果たして、若手棋士が藤井聡太棋聖の連勝街道を食い止めることはできるのか。

この叡王戦、将棋ファンには待望の戦いと言えるだろう。これからの戦いに目が離せない。