食べログ離れの背景

2005年にサービスが開始された「食べログ」。長らく飲食店探しの定番ツールとして君臨してきましたが、今年の4月13日、中年世代が思うXユーザーが次のポストを投稿し、3.9万人の「いいね」を獲得する話題となりました。

若者の意見

90年代後半から2010年代初頭に生まれたZ世代の彼らは、飲食店探しや予約に関して、以前の世代とは大きく異なっています。

予約のハードルの低下

最近の若者は、Googleマップを駆使して簡単に飲食店を見つけることができるようになりました。そのため、食べログでの予約が少なくなっているのです。ある20代女性は、「友達と行って、お店を探すことが多いので、食べログはあまり使わなくなった」と語ります。

GoogleマップとSNSの影響

GoogleマップやInstagram、TikTokがトレンドを形成する中、若者たちは「食べログ」以外の情報源をもとに判断しています。グルメな先輩たちのレビューに影響を受けることも多く、「料理の写真や口コミをSNSで見る方が参考になる」という意見も増えてきています。

最適な飲食店探し

実際のところ、20代のZ世代に話を聞くと、インスタやTikTok、Googleマップで情報を得てから予約をする傾向が強いことがわかりました。特に、Instagramの「地名+グルメ」での検索が好まれるようです。彼らはその情報を基に自分たちの好みに合ったお店を選ぶのです。

裏を返せば…

Googleマップでの飲食店検索が一般化していますが、食べログの影響はまだ残っていると感じている人も少なくありません。飲食業界が求める「新しさ」とは異なる情報の発信が必要です。

お店選びの新基準

今日、20代の消費者にとって「お店選び」とは何を基準にしているのか。その辺りを考えるたびに、「食べログ」やそれに代わるツールの在り方が問われています。