スポーツ
石川遼が苦しみながらも「自分に負けた」 賞金王争いは最終戦優勝が必須
2024-11-24
著者: 海斗
国内男子・カシオワールドオープン 最終日(24日)・Kochi黒潮CC(高知)7350yd(パー72)・晴れ(観衆2990人)
ホールアウト後のインタビューで、石川遼は「自分のゴルフがなかなかできなかった。自分の責任以外、何物でもない。(逆転優勝へ)もう一回やるしかない」と苦しい表情で語った。首位に1打差の3位から記録した4バーディ。4ボギーの「72」のラウンドに収められず、不安定な内容に声を震わせて悔しさをにじませた。
最終組の次に最終組を追い、2番(パー3/239yd)でボギーが先行した。
UTでの第1打がグリーン右手前のバンカーに吸い込まれ、悪いライからの2打目でものらずに3オナー1パットだった。今大会で初めてスコアを落とし、先週の「ダンロップフェニックス」最終日から続いた自身の連続ノーボギー記録は59ホールでストップ。スコアを伸ばすべき5番(パー5)はチャンスを逃した。
6番で3mを沈めてバウンスバックしても、状況は厳しいまま。
風は前日よりも弱く、「『自分にはこんなに難しくない』と思ったことが、自分で難しくしてしまった」と自らが苦しんでいたことを釈明。20m近いバーディパットが残った8番(パー4)でボギーを叩いたのは致命的だった。さらに「そこが2パットだったら気持ちも落ち着いたと思うが、今回の一打を決めて…」と反省を忘れなかった。
通算11アンダーで安田の3打差以内。
わずかな差だったが石川は追い上げられずに終わった。「完全に自分に負けてしまった。あれが一番悔しい。自分に負けないことんだが、今は目標だった」と優勝争いの厳しさを強調した。自分が外れたような感覚がある。