
科学
世界最大の熱帯湖が「ピンク」に! フィクトリア湖で起きた“100年の変化”とは?
2025-04-07
著者: 芽依
世界最大の熱帯湖「フィクトリア湖」がついに「ピンク」に変化しています。
フィクトリア湖は、アフリカの東部に広がる広大な淡水湖で、面積は約6万78800平方キロメートル、平均水深は40メートルです。この湖は、ナイル川や数多くの支流から水を供給されており、世界で最も重要な淡水資源の一つとされています。
その広さは、九州の約2倍に相当し、世界最大の熱帯湖として知られています。この湖には、4710万人もの人々がこの湖の豊かな資源に依存して生計を立てており、周辺地域の生活に欠かせない存在です。
しかし、この湖で起きている変化は非常に重要です。フィクトリア湖は世界最大の内陸漁業を支援する存在でもあるため、漁業資源の減少が懸念されています。この湖は、また多くの固有種が生息している特徴もあり、生物多様性の象徴とも言えるのです。
最近、湖の水がピンク色に変わっているとのことですが、これは何を意味するのでしょうか?専門家によると、この変色には付着藻類の増殖が関係しているとされています。これらの藻類は、湖の生態系に深刻な影響を与える可能性があり、すでに他の生物に影響を及ぼしているとの警告も出ています。
さらに、フィクトリア湖の水質や生態系に関する研究が進む中、学者たちは警告を発しています。水質の悪化は周辺地域の住民の健康にも影響を及ぼすため、注意が必要です。
このように、フィクトリア湖の変化は単なる色の変化ではなく、生態系全体の健康に影響を与えかねない重大な問題なのです。100年前の湖の姿をよく知るためには、こうした変化に注目することが重要です。