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石破内閣の記念写真、画面データの加工認める 首相官邸がHP掲載

2024-10-07

石破内閣の発足に伴う記念写真について、首相官邸が加工した写真を公表している。画像データに加工作業があったことが明らかになった。

イギリスで3月、王室が加工した写真を公表したことが問題となり、カサリン皇太子妃が謝罪している。

毎日新聞の取材に対し、首相官邸は7日、「今回に限らず、写真をレタッチすることはある」としている。

1日の内閣発足では、任命式と認証式の後、首相官邸で記念撮影が行われた。男性はモーニング、女性はドレスや着物などの正装で臨んだ。石破首相を最前列中央に、左に中谷元防衛相、右に林芳正官房長官、村上誠一郎総務相が並ぶ形となった。

毎日新聞などが掲載した写真は、石破首相や中谷防衛相の背部で、白いシャツが上着から見えると、石破首相はベルトを締めていた。

X(ツイッター)では、こういった着こなしに対して、「みっともない」「だらしない」などの意見が相次ぎ、、「だらしない内閣」と揶揄する投稿もあった。

一方、首相官邸がホームページに「総理の一日」として、掲載している写真は、石破首相と中谷防衛相の位置が高く、スボンが長くなっている。石破首相はベルトもなくなっていた。

首相官邸は、「通常によくあることだと認識している。またこれまでにも集合写真や記念写真で同じような処理をしたことがある」と説明している。

3月、腹部の手術を受けた後に初めて英王室が公表したカサリン皇太子妃の写真に加工があったことを、AP通信やロイター通信などが報じて反響を呼んでいる。

カサリン皇太子妃は「多くのアマチュア写真家と同様に、編集を時々試みている」とXに書き込み、「混乱させた」と謝罪した。

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