シルバー人材センターで4100万円不明、出勤担当者は意識不明で事務局長は退職…書類も焼失 : 読売新聞

2024-12-02

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山口県の防府市シルバー人材センターにおいて、4100万円の不明金が発生した件について、詳細が明らかになっています。この不明金は、2022年度の決算に関連しており、通帳残高が約4100万円不足していることが判明しました。そして同センターの10月に疑義が発生し、出勤担当者が不明金に関与していた可能性がありましたが、その後、当該担当者は意識不明の状態となり、事務局長も辞職しました。

コロナ禍の影響を受け、シルバー人材センターは存続の危機に直面しており、働き手の減少が深刻化しています。このような状況下で、組織の信頼性は揺らいでおり、利用者や地域社会からの厳しい目が向けられています。

不明金に関する問題が発覚した原因は、事務所内での管理体制に問題があったとされ、特に記録や書類の管理が適切に行われていなかったことが影響しています。曰く、このシルバー人材センターでは昨年、業務所があった建物の一室で火災が発生し、関連書類が焼失する事態も起きています。

この問題を受けて、山口県の宗教団体や地域住民からは、「会員や市民に深くお詫び申し上げます」とするコメントが寄せられたほか、火災の影響で決算監査が難航する可能性も指摘されています。現在、地域の管理機関は調査を進めており、関係者に対しても厳正な対応が求められています。地元では再発防止に向けた取り組みが急務となっているのは明白ですが、今後この問題がどのように展開するのか注目されます。