Steamの2021年の独占禁止法訴訟は大規模な集団訴訟へ発展か?全てのSteam上開発者が自らとValveを訴えることに!
2024-11-27
著者: 花
Wolfire GamesとDark Catt Studiosによって提起されたこの訴訟は、Steamに対する反トラスト訴訟として「集団訴訟」として認められたことが明らかになりました。
2021年4月にアメリカにて訴訟が起こされたことに関連して、元ゲームデザイナーであり、現在はコンソールゲーム会社GameDiscoverの代表を務めるSimon Carless氏が、X(Twitter)で同州西部地区連邦地裁での決定内容を公開。この訴訟は、2017年4月28日以前、Steamプラットフォームで「ゲームの販売・使用」に関して、Valveが代理人を通じて手数料を受け取っていた「全ての個人・団体」が対象となっています。
さらに、全ての個人・団体というのは、米国あるいはその周辺に住むすべてのゲームが期間中に米国を重点とした消費者に対して提供された場合に適用されることを指します。
この訴訟は2021年4月にワシントン州西部地区連邦地裁でWolfire GamesがSteamに対するポジティブな指摘としてValveに対し提起したものです。Valveが不当に高い取引手数料をメイカーファー側に徴収し、またEpic Game StoreやGOGでゲームをSteamよりも安く販促できない状態を反トラスト法及び不正競争防止法に基づいて提訴したものです。
2021年11月にこの訴訟の進展が求められましたが、条件付きで「Wolfire Gamesが30日以内に再訴することができる」という項目が強調されました。その後、2022年5月には再び反トラスト訴訟が続行される決定が下されました。
今回の決定では、Wolfire GamesとDark Catt Studiosが集団代表として任命される可能性が高く、この2社が勝てば、この条件に該当する全ての人が和解金を獲得することになるでしょう。
反トラスト訴訟に勝利した場合、相当な展開が行われることが想定されますが、今後の進展が注目されます。業界の大手であるValveにとっては、不利な状況に立たされるかもしれません。彼らの運営方針が今後大きく変わる可能性も示唆されており、ゲーム業界全体に影響を与えることが予測されています。これからの動向から目が離せません。