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ストランティス、ミ工場で900人一時解雇へ 〜関税発表受け

2025-04-03

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デトロイト 3日(水) - 欧州自動車大手ストランティスが、3日、米国内5カ所の工場で910人を一時解雇し、メキシコとの合併工場の生産を一時停止すると発表した。

米国内ではパートレインとスタンピング施設が対象となる。

ミシガン州クライスラー・パシフィックやダッジ・チャージャー、デイトナなどを生産するカナダのオンタリオ州ウィンザーの組立工場は2週間、SUVコンパスやSUVワゴニアの生産を行うメキシコ・トルーカの組立工場は4月中、稼働を停止する見通し。

トランプ米大統領は、貿易相手国に対する相互関税を課すと表明し、世界貿易戦争の懸念が高まっている。過去のデータを見返すと、関税により自動車メーカーは早期の生産調整を余儀なくされ、雇用への影響が懸念される。

一方、ダッジやクライスラーの新車販売は堅調であり、顧客のニーズに応えるための生産調整が求められている。

ストランティスは、今後の市場動向を見極めつつ、資源の最適化を図るとしています。自動車業界全体が変革期にあり、雇用の未来も注目される中、特に新しい電動車両や持続可能なエネルギーへのシフトが進むと考えられています。特に、米国の電気自動車市場は急成長を遂げており、今後の市場に与える影響は計り知れないでしょう。