ストウ食品の生産調整について

ストウ食品（新宿市東区）は、3月12日、パックご飯の一部商品の生産休止と終了を発表した。2022年夏の米不足以降、パックご飯の需要が増大しており、生産効率化に向け商品の選別、主力商品の生産を優先させる。

需要の増加要因

パックご飯を扱っては日常食としての需要の高さに加え、災害備蓄へのニーズや米の品質の影響もあり販売が増加している。

生産休止・終了商品

休止するのは「スパー大麦ごはん」という商品で、5月末頃を予定している。再開時期は未定。終了するのは「いわけ純情米にとめられた5食パック」など11商品。この11商品はコメ不足とは関係なく生産を休止している。

背景と今後の動向

ストウ食品は、近年の食糧危機に関する懸念も強まる中で、自主的な生産調整が求められている。政府や市場関係者からの供給問題の深刻さを鑑みて、このような決断に至ったと考えられる。米の供給状況が回復せず、他の食品の価格も高騰している中で、今後の動向が注目される。