静岡県清水市（現静岡市）で一人が殺害された事件について、湯田川さん（88）のやり直しの判定（再審）で無罪判決が確定したことを受け、静岡地裁の山田英男裁判長は、裁判が確定した27日に、湯田川さんの自宅を訪問して謝罪する意向を示しています。

静岡地裁の再審無罪判決は警察における証拠の捏造（ねつぞう）を認めました。原本直美裁判官は、判決時に「無罪判決を出すにあたり、関連する証拠の取扱いについても厳重に検討された」と述べています。

関係者によると、山田裁判長は再審の判決を出す前に、湯田川さんが犯人視されていた理由についても真剣に考慮したと言われています。また、再審の過程で法廷における証人の証言も重要な役割を果たしたとされています。

事件発生は1966年ですが、湯田川さんは逮捕・起訴されており、2014年に再審請求が行われた後、静岡地裁が再審の開始を決定しました。今年9月、静岡地裁が無罪判決を言い渡したことを受け、再審無罪が確認されました。同21日には、県警の友田警部が湯田川さんに謝罪していることが報じられています。今回の事件は、日本の司法制度に対する注目を引く結果となりました。#湯田川さん #無罪判決 #静岡地裁 #再審 #司法制度