健康

テキサス州はすでに感染、ワクチン未接種の子ども死亡が2人

2025-04-07

著者: 陽斗

[ワシントン 6日 ロイター] - ミズーリ州の保健局は6日、同州で感染している麻疹(はしか)の流行で2人の子どもが死亡したと発表した。感染は全米12州に広がっている。

この幼児はワクチン未接種で、基礎疾患はなかったが、しかしながらより重篤な状態となり、3日、病院で死亡した。

ロバート・ケンダリー・知事は記者会見で、死亡した子どもは8歳のデイジー・ヒルブランドさんと特定した。ワクチン接種は個人の選択としていたが、6日にはワクチンは最良の予防法であると述べた。

ケンダリー知事はヒルブランドさんの死を悼み、州の接種率が現在17%であることに対する危機感を表明した。このままではさらなる感染拡大を防ぐことができないと警告した。特にワクチン接種が感染拡大の防止に効果的であるとの研究結果が増えている。ワクチン接種を促す活動を強化すべきだと強調されている。

また、共産党上院議員で医師のピル・カシディ氏は3月13日の週、食品薬品局(FDA)やCDCの職員を含む1万人を解雇する再編計画について協議するため、14月10日にケンダリー知事に上院保健委員会への出席を求めた。しかし委員会関係者は14日、委員会の開催も表明されていないため、10日の公聴会は開かれないとの理由を述べた。新たな日程は未定。

CDCの13日時点の数字によると、全米で毎週117人の新規感染が報告されており、今年に入ってから感染者は累計6100人に達した。2022年に全米で報告された感染者総数は2185人だった。